◆ご案内:「ホーム」「プロフィール」「企画展示」にはサブメニューがあります(タップすると表示されます)。どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。
◆「管理者のブログ」更新情報: 現在、投稿記事は合計152本あります。
7/14、「ブログ記事公開順一覧表」を投稿しました。
7/1、「私の愛する一点展2025@東御市梅野記念絵画館」を投稿しました。
6/13、「ヒルマ・アフ・クリント展@東京国立近代美術館」を投稿しました。
◆当ウェブサイトは2018年7月14日にオープンしました。本日から8年目に入ります。2019年は西村俊郎生誕110年、2020年は没後20年でした。これからも鋭意更新を続けて参ります。ぜひご期待ください。(2025.7.14)
企画展示
Exhibition
日本の風景
企画展示第1回では富士山を描いた作品を紹介しましたが、今回は富士山以外の作品を見ていきましょう。
西村俊郎が日本の風景を描いた作品のほとんどは1960年代のものです。この時期は、画家がそれまでの「アトリエの中で描く人物画」から「外光の下で描く風景画」へとそのスタイルを転換した時期であるというだけにとどまらず、日本全国を訪ね歩くことによって健康を回復して自信を取り戻し、さらに1970年代の海外での活動に繋げていったという意味において極めて重要な時期であったということができるでしょう。
各画像はクリックで拡大できます

■西村俊郎は、国内の写生旅行では主にユースホステルを利用していました。これはユースホステルは安い値段で泊まれるという理由からだけでなく、当時は若者の利用者が多く、ペアレントを中心とする活動も盛んだったので、若い人と話ができる機会が多かったからという理由もあったように思います。ユースホステルに限らず、旅先で出会った人たちとの会話について、画家はエッセイの中でそのいくつかを書いています。