カフェの時間(編集裏話)
- 西村 正
- 2021年4月1日
- 読了時間: 2分
コロナ禍の中で改めて見直されたものの一つにテレワークと呼ばれるものがありますが、実はテレワークは今に始まったものではありません。私は学校の仕事を退職してから今日まで8年間、ある団体の新聞編集の手伝いをテレワークで続けています。その仕事と、このウェブギャラリーの更新等の作業のためにかなり長い時間を家でパソコンに向かうことが多いのですが、新しいアイデアや着想は、ただパソコンの画面に向かっていても決して得ることはできないように思います。アイデアが浮かぶのは入浴時やカフェで寛いでいるときが多いのです。そんなときにそのアイデアを書き留めるために役立つのは、何と言ってもメモ帳とペンです。作業のためにデジタル機器を持ち歩く必要はないのです。メモ用紙の上で練ったものをまとめるときにはパソコンに向かいますが、初期段階ではむしろ紙とペンの方が役に立ちます。どんなときでも思いついたことはメモ帳に書き留めます。キーワードとなりそうな一言だけのときもあります。そんなメモがいくつか溜まったときに、カフェで独りコーヒーから立ち上る湯気を眺めながらメモ帳を繰っていると、不思議にそれらのものが有機的に結びつくように整理されてきて新しいアイデアが浮かぶことが多いのです。これぞ「カフェの時間」の効用ではないでしょうか。その「新しいアイデア」もメモ帳に書いて、しばらく時間をおいてから見直したときに色褪せていなければ、実行に移すようにしています。独りで作業するときには、見直しという作業もまた不可欠なものです。----今回は「編集裏話」でした。 (2021.4.1)
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