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今年も「私の愛する一点展」に出品しました

  • 執筆者の写真: 西村 正
    西村 正
  • 2022年6月18日
  • 読了時間: 2分

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同展2022図録より







 長野県にある東御市梅野記念絵画館が毎年開催している「私の愛する一点展」はコロナ禍のため開催できない年があったものの、去年から再開し、今年は第21回を迎える。私にとっては三回目の出品になる。今年は初めてヌードを選んだ。西村俊郎は本来自分を人物画家と位置付けていたからヌードを描いた作品は少なくない。モデルが日本人のものも西洋人のものもある。しかし、その中で私が一番心惹かれるのはこの作品である。その理由を図録に付けたコメントの後半に書いたので、その部分を引用しよう。

-----私は子供のころから叔父と同じ家で暮らしていたので、叔父がモデルを頼んで仲間の画家たちと一緒に裸婦を描いている時にアトリエのドア越しに聞こえてくる笑い声などを覚えている。きっと楽しそうに絵を描いているのだろうと思っていたが、その割には叔父が描く裸婦にはモデルの顔にあまり表情が見られないような気がして不思議であった。しかし、この絵だけは私には例外に思えるのだ。モデルも画家たちの会話に加わっていたのだろうか。

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 今回この作品は単に「裸婦」というタイトルで出品した。出品にあたって一つ付け加えておきたいことは、写真では紹介できないのが残念だが、この作品の額縁は劣化が目立っていたので、初めて出品前に修復に出したことである。以前に『古径の額縁が手に入ります』と題するブログ記事で紹介した(株)クロスにお願いした。満足かつリーズナブルな仕事をしていただいたと思っている。なお、当ウェブギャラリーの「ホーム」にある一番上の写真(相鉄ギャラリー展1997年の会場写真)の中に額装された本作品の一部分が見えるので、ご紹介しておきます。額縁は当時と同じものです。 (2022.6.18


 ※今年の「私の愛する一点展」の会期は 6/18(土)~ 8/28(日)です。

 







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