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時々額縁を替える絵 ≪ミニ・ギャラリー(第14回):絵をどう掛けるか (6)≫

  • 執筆者の写真: 西村 正
    西村 正
  • 2021年9月14日
  • 読了時間: 1分

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西村俊郎「ノートルダム遠望」(3F)


 シテ島と並ぶセーヌの川中島であるサン=ルイ島からノートルダムを遠望した作品である。我が家の西村俊郎作品の中で一番長く家族の眼に触れていた絵はおそらくこの作品をおいて他にないだろう。叔父の生前から本当に長い間我が家の壁に掛けられ続けてきたのである。しかも何回かその額縁を替えて。そのほとんどは古径の額縁であった。そして今はこの額縁に落ち着いている。

 余談だが、西村俊郎は世田谷のアトリエで人に絵を見せるとき、決して額縁なしで見せることはなかったという。「まだ額縁に入ってない新作はすべて裏返して置いてありました。先生はそれを一点ずつ額縁に入れて嬉しそうに説明してくれました」と、叔父の教室に長く通ってくれた女性・K氏が久しぶりの電話で懐かしそうに語ってくれた。それは私も知らなかったことであった。 (2021.9.14


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