淺尾拂雲堂のこと
- 西村 正

- 2019年2月2日
- 読了時間: 1分
「アート・カフェ」の2回目で、叔父が一点だけサムホール(SM)の作品を残していたことを書きました。その後もこの絵に合う額縁はなかなか見つからなかったのですが、年末に偶然「朝日新聞」紙上で、上野の「淺尾拂雲堂(あさおふつうんどう)」のことを知りました。この店は作品を見た上で、それに合う額縁をつくってくれるということなので、思い切って訪ねてみました。そして一か月とちょっと経って出来上がったのがこの額縁です。

私の希望も聞いていただいた上で作られたものなので、私は今「やっと探し当てた」という、義務を果たしたようなホッとした気持ちになっています。何しろ「絵の本質は額縁にあり」(G.K.チェスタトン)という言葉があるくらいですから、一枚の絵に相応しい額縁を見つけることは、それだけで大変な作業なのです。もし額縁選びでお悩みのかたがいらっしゃったら、一度「淺尾拂雲堂」を訪ねてみてはいかがでしょうか。併設されているカフェ「サ・ラ」もお薦めです。 (2019.2.2)



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