画廊のこと(その2)
- 西村 正
- 2023年12月28日
- 読了時間: 1分

東京の画廊は圧倒的に銀座とその周辺に集中しているが、美術散策をするならやはり上野を挙げなくてはならないだろう。上野公園にほど近い池之端4丁目に、その名も「池之端画廊」はある。私は十月中旬に「上野の森を巡る画家たち展」という案内状に導かれるようにして初めてこの画廊を訪れた。
一般に画廊というものは扱う作品の傾向がかなり限定されていることが多いように思われるが、この池之端画廊は、あらゆる傾向の作品に門戸を開放しているようであった。住宅地にあって、内部が良く見えるガラス張りの正面入り口がその雰囲気を象徴しているかのようである。実際、初めての訪問にも拘わらず店主ご夫妻や先客の方々と気さくなお喋りができたのも嬉しい体験であった。以下は私がその後連続して観に訪れた同画廊の展覧会である。 (2023.12.28)



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