絵を愉しむ
- 西村 正
- 2022年12月28日
- 読了時間: 2分
①玄関ホール

我が家は絵描きの家でしたから、初めから絵を掛けることを想定した造りになっていました。写真①の絵は、どれも西村俊郎の「代表作20選」に入っているものです。すべて画家本人が愛着を持っていた作品です。家族はこれらの作品を眺めるたびに叔父の画業を思い起こします。しかし画廊でもなければ普通はこんな造りにはしませんよね。もちろん我が家でもスポットライトがあるのはここだけです。しかし小品であれば工夫次第でどんな場所にも掛けて眺めることができます。今回は絵の愉しみ方を考えてみましょう。


②階段を上がった正面 ③違い棚に置いた写真

④PCのデスクトップで
写真②は4号の富士山で、玄関ホールの富士山と同じ場所で描いたものです。額縁も軽くてシンプルなものですが、悪くないでしょう? 私はとても気にいっていて、お薦めしたい作品の一つです。他にも階段から2階にかけて常時十数点の絵が並べられています。その中には西村俊郎以外の画家の作品もあります。面白いことに、毎日眺めていても飽きが来ないどころか益々愛着が増す絵というのは確かにあるように思います。不思議なものです。
実際の作品を眺めるのが一番なのは確かなことだと思いますが、作品の写真であっても工夫次第で十分に愉しめるのではないでしょうか。私は実際にそのような愉しみ方をしています。写真③は和室の違い棚に置かれたポストカード判とL判の写真を額装したものです。光って見づらくなってしまいましたが、左の原画は西村俊郎唯一のSM(サムホール)、右の原画はF10号の「奥入瀬渓流」です。作品の写真であっても、それに合う額縁を探すことは愉しいものです。また写真④のように、写真データであればパソコンの待ち受け画面にすることもできますね。デジタル化によって写真の愉しみ方は多様になりました。
さて2022年もあとわずか。今年のブログの更新は、これが15回目となりました。2023年は、このウェブギャラリー開設5年目の後半に入ります。西村俊郎作品をもっと皆様にご紹介することに力を入れたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2022.12.28)
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