西村俊郎の制作現場(2):リュクサンブール公園
- 西村 正

- 2018年11月29日
- 読了時間: 1分
更新日:2019年4月26日
しばらくパリを散歩しましょう。西村俊郎は長い間、セーヌ左岸の6区にある小さなホテルに滞在していました。リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)はその近くにあります。フランス語では「パルク(parc)」ではなく「ジャルダン(jardin)」と呼ばれているので「リュクサンブール庭園」と訳されることもあるようですが、叔父はこの公園によく足を運んでいました。私は叔父を訪ねたとき、夜明け前のこの公園の中を叔父といっしょに歩いたことを懐かしく思い出します。叔父はその後まもなくセーヌ右岸の1区に一部屋を借りて引っ越しました。そしてそこがパリでの最後の滞在場所になりました。


「リュクサンブール公園」*(F8号) 「赤い花咲く公園」(F15号)


噴水Ⅰ**(F3号) 噴水Ⅱ(F8号)


「公園の子供馬車」***(F60号)
← 「メディシスの泉」(F6号)
水、空、雲、そして人と馬 --- 光と風を描く技術を追求し、人物、馬、風景を描き続けてきた西村俊郎にとってリュクサンブール公園は強く愛着を感じる場所だったに違いありません。 (2018.11.29)
●今回の「アート・カフェ」でご紹介した作品のうち、「公園の子供馬車」は代表作20選の一つとして、「リュクサンブール公園」(F8号)は「企画展示第4回」で、「噴水Ⅰ」は「企画展示第7回」で「リュクサンブール公園」というタイトルですでにご紹介したものです。



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