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豊橋市美術博物館コレクション展

  • 執筆者の写真: 西村 正
    西村 正
  • 2020年6月24日
  • 読了時間: 2分

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廣本季與丸「緑蔭・世田谷農婦」(1949年、91×115 cm、豊橋市美術博物館蔵)


 以前にこのブログで何回か紹介した廣本季與丸氏の長女・田名夢子さんから「豊橋市美術博物館コレクション展」をご紹介いただいた。半年ほど前に、私が廣本氏の作品に関心を寄せていることをお伝えしていたからだが、豊橋市美術博物館の今回の展覧会はコロナ禍のさなかゆえ、基本的に愛知県周辺のかたがたにしかご案内していないのだという。路面電車が走る豊橋の街を訪ねることは私が長い間希望していたことだが、今回は会期が7月12日までということもあり、残念だけれども行かれそうにない。すっかり「ステイホーム」に慣れて外出に臆病になってしまった私は手元にある『廣本季與丸画集』をめくりながら、しばし廣本作品に親しむことにした。

 「緑蔭・世田谷農婦」と題するこの作品は家族をモデルにしたものであるという。私の記憶でも、当時の世田谷区はまだ畑が多く残っていて実際の農作業を目にすることも少なくなかった。私はこれほど優雅な農婦は見たことがないけれど、この絵は「何か楽しそうだな」という気分にさせてくれるところがいい。そういえば、私の叔父・西村俊郎にも妻をモデルに農作業の場面を描いた作品があった。当ウェブサイトの「資料室」掲載の第2回日展出品作品「麥こき」である。


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 チラシを見ると、コロナ禍ですっかり沈んだ気持ちを癒してくれそうな作品が並んでいる。近くだったらぜひとも行ってみたい展覧会である。 (2020.6.24

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